発起人メッセージ(宋 元燮)

【ご挨拶】

2020年2月26日に端を発した政府による舞台公演やイベントの自粛要請により、様々な形のエンターテインメント及び芸術活動が中止や延期の決断を余儀なくされました。舞台公演に限っても2月末から最初の3週間だけで5600回以上の公演が中止になり、損失は522億円以上と推計されています。そして既に中止になっている4月5月公演を含め、この状況は今も日々拡大し続けています。

この状況において、舞台芸術に携わる個人や団体·企業へ今後の活動に向けた金銭的支援をするために「舞台芸術を未来に繋ぐ基金」を設立し4月28日から寄付募集を開始しています。

当基金は「舞台芸術を未来に繋ぐ基金」に集まった寄付金を原資として、新型コロナウイルス感染症の拡大防止によって活動停止を余儀なくされた舞台芸術に携わる出演者·クリエイター·スタッフ(個人、団体問わず)に対して今後の活動に必要な資金を助成することで、この危機を乗り越えた先で出演者·クリエイター·スタッフが出来るだけ早く元の活動に戻れるよう、舞台芸術を守る一助になることを目指します。

 

【沿革と今後について】

●2020年4月8日、conSept合同会社と杉本事務所の合意により基金設立に向けた準備をスタート。

●同4月23日、賛同人代表に板垣恭一氏(脚本家·演出家)、伊礼彼方氏(俳優)を迎え公益基金「舞台芸術を未来に繋ぐ基金=Mirai Performing Arts Fund」設立を発表(賛同人数は5/18時点で200人を超えている)

●同4月28日、基金の募金サイトをクラウドファンディングサイトMotionGallery内にオープン。目標額は1億円。

●同5月17日時点で寄付総額3,000万円(寄付者数2415名)を突破。

●同5月20日、基金の新サイトをオープンし、YouTubeチャンネルにて基金の情報を発信するための番組の配信を開始(5/18時点での予定)

●8月25日のMotionGalleryでのプロジェクト最終日に向けて現在も寄付を募っている。

尚、助成先を決める第1回公募は5月末申請受付開始(6月末支給)を予定している。

●MotionGalleryでのプロジェクト終了後は公益財団法人パブリックリソース財団に基金の場所を移して、引き続き舞台芸術の未来のために活動をし続ける予定となっている。

【目指すところ】

「舞台芸術を未来に繋ぐ基金」には2つの目指すところがあります。

1.短期的に目指すところ

ご挨拶で述べた内容と重複しますが、今現在、このコロナ禍で被害を受けた舞台芸術関係者たちが、再び仕事場に戻れるよう、その準備に対して金銭的支援を行なっていく事を目指しています。

2.長期的に目指すところ

これはあくまでも発起人が、当基金を立ち上げる際に思い描いていた事ですが、未来に向けて以下のような事ができたらと考え、願っています。

 

●有事の際の保険の代わりとなる役割を果たす基金になりたい

震災や今回のコロナ騒動のような事が起こったときに真っ先にこの基金から拠出し、舞台芸術関係者を手助けできる仕組みになれたら。

●業界として社会とのリンクを作る基地となりたい

教育現場、災害現場、医療施設、障害施設···どんな場面でもいいですが、ここから物·金·人を提供し、舞台芸術の地位向上にも役立てられたら。

●舞台芸術に関する批評システムを再構築したい

より多くの方が舞台公演に関する情報を得やすくするために、例えばライターさんが「パブ」ではないもので代価を得られる仕組みを作っていけたら。

 

これらを実現するために、原資として公益基金を活用した継続的な寄付、基金への有料加入者システムの設計(舞台芸術関係者)を通して実現の可能性を模索していきたいと考えています。

発起人

conSept合同会社 代表 宋 元燮 https://www.consept-s.com

2016年10月にconSeptを設立。2017年6月に法人化。

映像コンテンツと舞台公演の企画プロデュースを主業務としている。

映像コンテンツにおいては4K、AR、VRなどのハイエンド技術を活用したテレビ番組やプラネタリウム向けコンテンツ、アプリ、サイネージなどを手掛ける。

舞台公演はミュージカルを主とし、年2〜3本のプロデュース公演を実施。

これまでのプロデュース作に『グーテンバーグ・ザ・ミュージカル』『深夜食堂』『In This House〜最後の夜、最初の朝〜』『HUNDRED DAYS』などが有り、2019年4月にシアタートラムで上演されたオリジナル作品『いつか〜one fine day』は大きな話題を呼んだ。

Simple、Small but Specialをテーマに小規模で簡素でも特別なものをお届けする事を目指している。

■杉本事務所 代表 杉本 宏

 

2012年より経営コンサルティング業を営み、主に企業の東南アジア進出・展開の支援及びM&Aの助言を主業としている。

それとは別に、2011年に株式会社ショウビズ(東京都世田谷区代田)を共同設立し、年間2〜3本のミュージカル、演劇などの舞台公演を製作し、4名の舞台俳優をマネジメントしている。2019年10月からは、杉本事務所において舞台公演製作における初期資金の投資を行い、2020年4月現在、4件の投資を実行している。

​事務局

■公益財団法人パブリックリソース財団   http://www.public.or.jp

久住 剛(代表理事・理事長) 岸本 幸子(代表理事・専務理事)

2000年1月に、市民活動やNPOに関わる実践者や学識者などが中心となって設立した市民による非営利・実践型のシンクタンク、パブリックリソースセンターとして活動を開始。

2013 年1月、「誰かの力になりたい」という人びとの志を寄付で実現するために、個人や企業の資金力を社会的事業への投資につなぐ 寄付推進の専門組織「公益財団法人パブリックリソース財団」として新たなスタートを切る。

「意志ある寄付」で社会を変える、これがパブリックリソース財団の使命である。

私たちは、人びとの暮らしや社会の中から未来のビジョンを掬いとり、意志ある人びとや企業の寄付によって、社会を変えるお金の流れをつくる、「責任ある寄付推進組織」となり、人間の生命と尊厳が守られる持続可能な社会の創造を目指している。